永遠に煌めけ

関西ジャニーズへの愛が重めな人の日記

さあおいで果てしない星空へと

2021年7月28日

¨なにわの日¨ とも呼ばれるその日に、なにわ男子のデビューが決まった

 

 

初めて彼らの存在を知ったのは、2019年の春

 

元々、嵐と関ジャニ∞が好きで応援していたが、その他のジャニーズグループは顔と名前が分かる程度で、とても詳しいとは言えなかった

ましてやジャニーズJr.は ¨バックで踊っている子たち¨ という認識に他ならなかったし、当時の私は誰一人として、個人名はおろかグループが複数存在することさえ知らなかった

 

ちょうどその時期の1年前、関ジャニ∞は7人から6人になった

7人の空気感を好きなって応援し始めた私にとって、その現実は深く胸に突き刺さり、振り返ることも前を向くこともできないまま、徐々に応援する気力を失っていた

そんな時、友人から「最近ハマってるジャニーズいるんだよね」と聞かされた

 

それが、なにわ男子だった

 

根っこの部分でやはり私は関西が好きだったのか、キラキラ感となにわ感のギャップにやられたのか、決め手は分からないけれど、とにかく、なにわ男子の沼に落ちるのにそう時間はかからなかった

 

ジャニーズJr.と呼ばれる彼らのメディア出演はほぼないに等しい

そうか、音楽番組も出なければドラマや映画で頻繁に見れるわけでもない、コンサートだって単独公演が決まるグループはごく僅か

「ジャニーズJr.を応援するって大変だな」

デビュー組しか応援したことがない私にとって、それが率直な感想だった

 

それからというもの、なにわ男子への熱はどんどん熱さを増し、関西ジャニーズJr.という括りがあること、Lil かんさい、Aぇ!groupというグループが存在することを知った

 

知れば知るほど、それぞれに様々な思いを抱えていて、知れば知るほど、皆んなが努力していて、そして知れば知るほど、全員が同じようにデビューの切符を掴もうとしていることを知った

だから、全員まとめてまるっと救われる術はないのだろうか?と何度も本気で思った

誰かが喜ぶと、すぐ横で誰かが悲しむ世界なのだと知った

 

 

 

なにわ男子を知ってからすぐに、彼らはどんどん活躍の場を広げていった

「あれ?ジャニーズJr.ってこんなにメディア出演するんだっけ?」

思っていたのと違うな、という感覚だった

 

結成から1年で全国ホールツアー、関ジュ初となる京セラドーム公演、24時間テレビスペシャルサポーター、冠番組、朝の情報番で冠コーナー、結成2年目にして全国アリーナツアー、甲子園のテーマソング担当、バラエティへのレギュラー出演、先輩ジャニーズに混ざって歌番組に出演、他にもたくさん大きな仕事が次から次へと決まっていく

 

それはまさに ¨異例¨ 

仕事が決まれば、「え?なにわ男子ってデビューしてる?」という錯覚を起こすまでがワンセット

 

その ¨異例の¨  ¨ジャニーズJr.初の¨ 報告がある度に堪らなく嬉しかったし、そんな彼らを応援していることが誇らしかった

 

だから、確かに、早くデビューしてほしいと願っていた

 

そこに嘘なんて一つもなかった

なかったはずなのに、どういうわけか、2021年7月28日が近づく度「ちょっと待って、まだ何も起こらないで」と願う自分がいた

 

その日に ¨何か¨ があることは容易に想像できた

事務所の期待値が尋常じゃない、明らかにどのJr.よりもメディア出演率が増えている

なにわの日までの数ヶ月、数週間、きっとデビュー発表するんだろうな、という考えが脳裏を過ぎっては、こんなツアーのど真ん中で?さすがにまだじゃないかな?ちょっと早すぎるよね?と、それは願いにも似た否定を繰り返した

 

 

7月28日は朝から仕事だった

そんな日に限って残業で、19時を過ぎるまで何の情報も見ることができなかった

仕事を終えた帰り道、何かしらあるであろうその ¨発表¨ をニュースでもなくトレンドでもなく、公式の情報で知りたいと思い、真っ先にメールを開いた

案の定、ジャニーズジュニア情報局からメールが届いていた

 

¨なにわ男子 CDデビュー決定のお知らせ¨

 

「そうか」

出てきた感情は、それだけだった

おめでとうの ¨お¨ の字も出なかった

 

ファーストリアクションが、関ジャニ∞のメンバー脱退発表があったときのそれと全く一緒だったというのだから笑ってしまう

真逆の発表だというのに

 

 

分からなかった

帰り道、どうやって帰ったのかもあまり記憶がないくらい、放心状態だった

呼吸が浅くなって、息を吸うのが苦しかった

早かれ遅かれこうなることは分かっていたはずなのに、なぜ自分が喜べていないのか、なぜ涙ばかり溢れてくるのか、なぜこんなにも苦しいのか、考えても考えても、どうしても分からなかった

 

家族や友人から来ていた多数の ¨デビューするんだね!おめでとう!¨ という連絡は全て返信できずにそっと閉じた

発表から何時間が過ぎてもトレンドの上位を占める ¨なにわ男子デビュー¨ というワードも、大々的に取り上げられているネットニュースも、何一つ見ることができず、全ての情報から目を逸らした

何も見たくないし、誰の意見も聞きたくなかった

素直におめでとうと言ってあげられない自分にも困惑したし腹が立った

世間が祝福ムードの中で自分だけが取り残されたような感覚だった

 

 

そうやってしばらく目を逸らしたまま、デビュー発表の瞬間も見れないまま、どうしたらいいのか分からない日々が続いた

そんなある日、私は何気なく開いたLil かんさい 西村拓哉くんのかんじゅ日誌を読んで、泣いた

それはもう、めちゃくちゃに泣いた

挨拶になると言葉の偏差値が上がるのだと自分でも話していたっけなあと、読み終えたわたしはそんなことを思い出した

 

おめでとうと言えない自分、素直に喜べない自分、いずれ来ると分かっていたはずなのに困惑している自分、そのどうしたらいいか分からなかった感情の全てが、彼が並べた言葉たちで一気に解けていくのが分かった

その日誌は私の心の内を全て代弁してくれていた

 

¨いつまでもこのままでいたい¨ 

 

やっと分かった

わたしは関ジュの今の空気感が好きだったんだと

家族みたいに仲が良くて、距離が近くて、縦の繋がりがあって、みんなでわちゃわちゃしているあの感じ

アホ新世界に ¨なにわかんさいAぇところ¨ という歌詞があるように、関ジュの空気感は本当に良いものだった

関ジュ3グループの合同曲とか、グループを超えたユニットシャッフルとか、東京Jr.にはないあの一体感が本当に好きだった

 

¨いつまでもこのままでいたい¨ 

 

たくちゃんもライブの挨拶で何回も言っていたけど、そんなこと叶うと思ってないし、叶ったらいけないことだし、だけど、なにわ男子のデビューを望みながらも、今の関ジュがいつまでも続けばいいのになと、心のどこかでわたしもそう願っていた

 

だけど、

空いた穴は大きすぎる、不安でいっぱいと正直に綴ってくれたたくちゃんが ¨絶対にでっかくなります!¨ と言ってくれたように、とあちゃんがお客さんに向けて ¨俺たちが引っ張る!¨ と宣言してくれたように、関ジュにも新しい風が吹いて、次のステージに向かっているのだと思えた

 

ついこの前まで結成したての生まれたてほやほやだったグループが、あっという間に成長して大きくなったから、私は寂しかったんだなとやっと気が付いた

 

めっちゃ近くに感じさせてくれるお兄ちゃんたちだからずっと信じてついていきましょって言い切ってくれたたくちゃんのその言葉で、やっと、やっと、¨良かったね¨ という感情が生まれた

 

 

これからの関ジュはどうなっていくのだろうという不安が、ないと言えば嘘になる

関ジュとしてのなにわ男子が見れなくなるのも、ものすごく悲しい

Game of Loveのセンターを、誰が張れるのだろうと考える

アホ新世界もNO LIMITもまだ関ジュ全員で歌う姿を生で見れていないのに、と少し悔いが残る

何よりも、なにわ男子がいない関ジュが、西畑大吾がセンターにいない関ジュが、全く想像つかない

 

だから、そんな思いも吹き飛ばすくらい、どこまでもでっかくなってくれと願う

行けるとこまで行って、7人でしか見れない景色を見てほしい

宇宙の果てまで羽ばたいて、大橋くんが願うように本物のヒーローになってほしい

 

私の毎日を輝かせてくれたなにわ男子、そして関西ジャニーズJr.の新たなスタートの先にキラキラ明るい未来が待っていることを願って

 

¨なにわ男子、デビューおめでとう¨